空での決まりごとアレコレ！>【wether】タービュランスとはなんぞや？

風は生き物。
その奥は深く、先の上昇気流と下降気流が起こる場所で、さらに
前後左右からも合わさった複雑な方向から強風が吹き荒れる場合
もある。

そういう劇的な風の変化が起こる状態をウィンドシアーといいま
す。
これらのひとつの風の運動の中で、風が渦を巻く場合があるので
すが、それをタービュランス（乱気流）といいます。
その強さの度合いはLight,Moderate,Severe,Extremeの順で強く
なります。
Extremeになると操縦不能、場合によっては機体の破壊も起こり
えるレベルです。

また、タービュランスやウィンドシアーの発生するところにはダ
ウンバーストも発生しやすい傾向にあります。
よく、エレベーターに乗っている時にふわーとする感覚があると
思いますが、飛行機に乗っている時も似たような感じを体験した
ことはないでしょうか？
実は、その時こそ上空でウィンドシアーによるダウンバーストと
なっていると考えられるのです。

タービュランスはCB系（積乱雲）の中や台風の周りに多く見られ
るのですが、雲が無くて晴れている状態の中でも発生する場合が
あります。
これを晴天乱気流と呼びます。
通常の乱気流は雲の動きなどで事前に見極められる場合もあるの
に対し、それらがない晴天乱気流はとても危険なエリアとなるの
です。

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