空での決まりごとアレコレ！>【wether】台風の時の運航

台風の時の運航では、その台風の進路と速度による予想がとても
重要になります。
飛行中は雲の上さえ出てしまえば問題はないのですが、数千フィ
ート以下の飛行になるとウィンドシアーの影響はまず避けること
ができない。

もともと台風は、その中心付近の最大風速が17.2m/s(34kt)以上
になった熱帯低気圧に対してはじめてそう呼ばれるようになるの
です。
この風速ですが、下手をしたら春一番の方が強いというのをご存
知でしょうか？
しかし、春一番は熱帯低気圧ではないので台風とは呼ばれないん
ですね。

国によっては、台風の基準が違うので、その風速によって、Trop
ical Storm,Severe Tropical Storm,Typhoon,Hurricane,Cyclone
などと分類して呼ばれています。
台風が接近すると、まず航空機の離発着はできません。
そのため、機材を影響のない飛行場に予め避難させたり、どうし
ても避難が難しく直撃を受ける場合などは、ロープで固定したり
して過ぎるのを待つようになります。

ところで、台風は目を中心に渦を巻いていますが、実は右と左で
はその強さが違います。
進行方向の右側がより勢力が強くなると言われているので、この
性質を考慮に入れて、航空機を離陸させるということも多いにあ
るのです。

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